磯崎新インタヴューズ
¥3,850(税込)
磯崎新1954-2014
建築-芸術-批評をめぐる闘争と展開
建築家として第一線にありながら、また傑出した建築理論家として、戦後建築に圧倒的な足跡を残す磯崎新。
磯崎が建築家として出発した1954年から現在までの活動を、気鋭の建築家、日埜直彦が詳細に追跡したインタヴュー集。
このインタヴューは磯崎の時々の作品と言説をテーマ、トピックス別、クロノロジカルに整理しつつ、また時に逸脱もしながら2003年からほぼ10年をかけて行なわれました。戦後建築史のみならず、現代建築と隣接するアート領域でのムーヴメントを語る上でも貴重な証言となっています。
目次
はじめに-日埜直彦
I 1970 -
1 岸田日出刀・前川國男・丹下健三│日本における建築のモダニズム受容をめぐって
2 五期会、『現代建築愚作論』、スターリニズムからの脱却 │一九五〇年代における建築運動とその思想性
3 『空間へ』、《お祭り広場》『日本の都市空間』│一九六〇年代における都市論の方法をめぐって
4 『日本の都市空間』の頃 │『建築文化』、「間」展、デリダ
5 丹下研究室から独立した頃およびル・コルビュジエ受容をめぐって │一九六〇年代の都市計画とプロセス・プランニングへの過程
6 エーゲ海の都市・見えない都市・霧状のモナド│ 都市構造とアーバンデザインの方法をめぐって
7 ターニングポイント、空間から環境へ
8 『建築の解体』へ│ 六〇年代のムーヴメントをマッピングする試み
II 1970-1995
9 廃墟、空白、生成 │一九五〇 - 一九七〇を俯瞰する
10 手法論とはなんだったのか
11 「間」展前後のコネクションの広がりと日本をリプレゼンテーションすること
12 建築の一九三〇年代から「間」展へ│アンビギュイティと日本近代建築史の再編
13 ポストモダン一九六八-一九八九│近代批判としての
14 「国家/日本的なもの」とのせめぎあい │大文字の建築
III 1995-
15 数々の写真家たちとの関わり
16 「桂」/タウト │重層的なテクストとしての
17 堀口捨己│ モダニズムから「日本的なもの」への転回
18 手法論からの転回
19 二一世紀のアーキテクト/アーキテクチャ
建築家とは誰か-日埜直彦
あとがき-磯崎新
日本語
372ページ・205×148mm・2014年
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