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建築から都市を,都市から建築を考える

2,090(税込)

  • 建築から都市を,都市から建築を考える

雑誌「世界」に掲載されたインタビューを大幅に加筆・修正、さらに槇文彦と松隈洋による書き下ろしの論考も収録して単行本化。

幼少期の思い出、印象に残る建築体験、近年の作品エピソードなど、これまでの人生を振り返りながら、建築と都市を考えるうえで一番大切なことは何か考察し、これからの都市と建築のあり方について語ります。

〈時〉こそが建築の審判である――丹下健三,ホセ・ルイ・セルトら先駆者たちの意志を受け継ぎながらも,東京の〈奥〉を訪ね,身近な街並みにひそむ歴史の重なりに目を向けてきた建築家,槇文彦.いまを生きる人間に,本当に必要な〈公共空間〉とはなにか.半世紀にわたり“都市をつくる建築”を生み出してきた名匠の,思考の軌跡をふり返る。

聞き手は、松隈洋。

目次:
Ⅰ章 蒼生の時代――初めてのモダニズム         

茶色と灰色の東京で
モダン・ライフを生きた人たち
一七歳 戦後の出発
太平洋をわたって
セントルイスの夢
群造形とメガストラクチャー
コルビュジエのアドバイス
国家から資本主義へ


Ⅱ章 五月革命の頃――アーバン・デザインとは何か    

1964東京五輪
揺らぐエスタブリッシュメント
チームXは
何にぶつかったか
メタボリズムに参加して
闊達な議論が育んだもの
スチューデント・パワーとの遭遇
建築家たちのリレー
尊厳のある一人の場所を


Ⅲ章 コミュニティ・アーキテクトとしての半世紀     

「スロー・アーキテクチャー」の始まり
穏やかさと多様さ
都市を育てる
効率主義の果て
ライフスタイルの変化のなかで
どんなストックを未来に託すか


Ⅳ章 メトロポリス東京の過去と未来    

「奥」の発見
広場をもたなかった日本
あたらしい名所を次の世代に
アーバン・デザインの挫折
漂白される場所性
二人の学者が出会って
「定住社会」を生み出した約束



Ⅴ章 「共感のヒューマニズム」へ     

「建築はこれからどうなるのか」
民主主義を空間化する
「大きな船」の偉大な乗客
船旅の終わり
滅びないものとは
アートとアイロニー
空間に歓びを感じるか
メザニンのある広場


槇 文彦:人間が「建築をする」ということ          
                         

松隈 洋:普遍性と倫理――槇文彦がパブリックスペースに求めてきたもの  
                      



日本語
192頁・四六判・上製・2015年

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