2016年、ニューヨーク・ユダヤ美術館で行われた展覧会に際し出版。その後、2018年までドイツ、ブラジルへと世界を巡回。

オスカー・ニーマイヤー、ルシオ・コスタたちとの協働で知られるランドスケープ・デザイナー、ブーレ・マルクス。

流れる曲線、鮮やかな色彩とモザイク模様を用いた独特のデザインは、多くの建築たちを惹きつけ、住宅のみならず数々のブラジルの建築の庭園や公園のデザインを手がけました。

本書は、ランドスケープ作品だけでなく、自画像を始めとするペインティング、テキスタイル、タペストリー、彫刻、ジュエリー作品までを取り上げる。

さらに、最終章には、ブラジル人アーティストBeatriz Milhazesをはじめ、写真家ルイザ・ランブリ、Nick Mauss、Arto Lindsay、Dominique Gonzales-Foerster、Juan Araujoなど現代アーティスト8名にインタビューを行い、ブーレ・マルクスから受けたインスピレーションや自分たちの作品制作にどのように影響を与えたかを検証。ブーレ・マルクスが多くの人に影響を与えたことを証明します。

また、現在、ブーレ・マルクス美術館として公開されているブーレ・マルクスの自邸も紹介。

序文は、Ono Haruyoshiが寄せる。


収録作品は、Alberto Kronsforth residence、エドモンド・カヴァネラス邸、Walter Moreira Salles residence、Olivo Gomes residence、オデッラ・モンテイロ庭園、Francisco Pignatari residence、Candido Guinle Paula Machado residence、Clemente Gomes residence、Gustavo Cisneros residence、Ministry of Foreign Affairs interior gardens、 フラメンゴ公園、Brazilian Development Bank、Banco Safra 本社屋など。

また、未完作品Burton and Emily Hall Tremaine やPedregulho Housing Complexのモザイク作品も収録。



英語
208頁・266×249mm・2016年