アイノ・アールト
――その生涯と作品を知る一冊、待望の翻訳出版

2004年にアアルト美術館で行われた展覧会時に出版された書籍の日本語版が、2016年8月に竹中工務店ギャラリーAクワッドで開催された展覧会にあわせ出版。


ヘルシンキ工科大学で建築学部に入学、アアルト事務所に入所したアイノ・アアルト。
アルヴァー・アアルトを公私で支え続けた彼女に焦点を当てます。
デザイナー、写真家、そして建築家として才能を発揮した彼女の軌跡を紹介。


アイノとアルヴァー・アアルトの孫であるヘイッキ・アラネンによる序文やアアルト研究者らによる執筆を収録。

本書は、アイノの作品集であり、またその生涯をつづる伝記でもあると同時に、アルヴァーにとって公私共に大切な存在であったアイノの目線を通して、アルヴァをより深く知ることができる一冊となっている。

また本書では、アイノが手掛けた建築やインテリア、家具、ガラス製品からファブリックまで、幅広く解説されており、建築に携わる方はもちろん、インテリアやプロダクトデザインに携わる方、また北欧デザインの好きな方々にも十分に楽しんでいただける内容。

目次・主な収録作品
・序文：ヘイッキ・アラネン

・アイノ・アアルトについて

・建築家アイノ・アアルトについて
ヴィラ・フローラ，ヘルミ・ハローネン・オニール・ハウス，夏の家

・作品リスト
アアルト事務所所員時の作品：パイミオのサナトリウム，トゥルクのアアルト邸，ヴィープリ図書館，タパニ・ハウス，マイレア邸など。
・アームチェアなどの椅子作品

・インテリア、家具デザイナーのアイノアアルト
パイミオのサナトリウムのオフィスとオフィス家具、スニラ製紙工場の労働者住宅のモデル、最小限住宅展の寝室、レストラン・サヴォイの内装デザイン、幼稚園のためのテント・ベッド、ガラス食器のボルゲブリック、アーロン・クッカ、マイヤなど。

・写真家アイノ・アールト
モホリ・ナギとの出会いや家族写真、パイミオのサナトリウムやヴィープリ図書館、トッピラ製紙工場の写真など。

・寡黙な中心人物　建築家アイノ・アールト

・アイノ・アアルト関連年表

日本語
224ページ
250×190mm

2016年