堀部安嗣 建築を気持ちで考える
¥2,420(税込)
20余年にわたり住宅をメインに80を越える作品を手掛けてきた堀部安嗣氏は設計者として、建築が果たすべき役割、そしてその本質を常に追い求めてきました。「建築は人の肉体の不完全さを補うために生まれた」と考える氏は、自然と向き合い、周囲の環境に耳を澄ますことから、そこにあるべき最適な空間を探す作業を繰り返している。そうして生まれた空間は、人を自然から守るだけではない、人に寄り添った安らぎのある「場」となって、長く住まい手に愛されている。 本書では、これまで建築に向き合ってきた氏の"気持ち"を2部構成で紹介。 1章では、「自分の進むべき道を教えてくれるもの」として、氏に影響を与えた国内外の建築作品や建築家たちの魅力を解説。2章では、処女作である「南の家」、「ある町医者の記念館」から「阿佐ヶ谷の書庫」、2016年の建築学会賞(作品)を受賞した「竹林寺納骨堂」などの近作、更に現在進行中のプロジェクトに至る43の作品を、氏が大切にしている8つのキーワードを通して振り返る。 建築やデザインに携わる方はもちろん、人の生活を支える基盤となる「住まい」について考えるきっかけとして、一般の方々にも是非手に取っていただきたい一冊。
日本語 320頁・148×210 mm・2017 年