2016年ヴェネチア・ビエンナーレ ポルトガル館
2016年ヴェネチア・ビエンナーレのテーマ「Reporting from the Front」に対し、ポルトガルは、ヴェネチアの南にあるジュデッカにおける物理的、社会的に再生している最中の都市部に、サイトスペシフィックなパヴィリオンを発表した。
パヴィリオンではプリツカー賞受賞建築家のアルヴァロ・シザ(1933年生)の、4つの公営住宅(カンポ・ディ・マルテ(ヴェネツィア)、Schilderswijk(ハーグ)、Schlesisches Tor(ベルリン)、Bairro daBouça(ポルト)をテーマにした作品が展示された。
展示では、シザとそこに住まう人ととの共同作業の様子、ヨーロッパの街と住人の興味深い理解を明らかにする。そしてこれらのプロジェクトにより、現在のヨーロッパの政治課題にとって重要な、より寛容な多文化社会を目指す「場所」が作られることとなった。
この本はベネチアでのキュレーティングのプロセスおよび実際に展示された作品を紹介。さらに、シザが再訪したこれら4つの地域の写真と、移民、ゲットー化、高級化、観光によって引き起こされるプロセスの中で起こった社会的・都市的変化に関するプレゼンテーションも収録している。
英語・ポルトガル語
204ページ
240 x 160 mm
2017