カップマルタンの休暇小屋のような最小限空間をデザインする
ル・コルビュジエは、1952年にその後長年訪れることとなる自身のための家として、小さな木製の建物、カップマルタンの休暇小屋を設計した。
その小さな小屋は、小さくまとめられた居住空間、空間の汎用性およびその使い方についてよく言及される。
この書籍ではカップマルタンの休暇小屋を参照し、「最小限で汎用性のある空間、限定された快適さ、永続的または仮設的な空間に住まうことについてどう考えるか?」という質問を、芸術、建築、デザインなど、さまざまな分野で活躍する人やグループに問いかける。
それぞれが21世紀の現代に適応した、自分自身のための親密なシェルタースペースを考え、デザインしたものを収録する。
アイレス・マテウス、ソウト・デ・モウラ、パウラ・サントスら16名の建築家、美術家、デザイナーが参加。会場風景、それぞれの作品についてのテキスト、模型、図面、ドローイングを掲載。こげ茶色の薄い表紙、a.mag社らしい裸の背表紙の繊細な雰囲気の1冊。
ポルトガルのコインブラで2017年に開催されたAnozero'17コインブラ・現代アートビエンナーレ。
テーマは“Healing and Repairing”。ルイーズ・ブルジョワ、ヤン・ヴォー、フランシス・アリスらも参加。
このビエンナーレに合わせて開催されたAtelier do Corvo と OTIIMA ArtWorksがキュレーティングした展覧会‘Still Cabanon’ の公式カタログとなる。
英語・ポルトガル語
256 ページ
160 x 230 mm
2018年
ARCHITECTS, ARTISTS AND DESIGNERS
Aires Mateus
Ângela Ferreira
Atelier do Corvo
Carvalho Araújo
Didier Fiuza Faustino
Eduardo Souto Moura
Fernanda Fragateiro
Fernando Brízio
Filipe Alarcão
João Luís Carrilho da Graça
João Mendes Ribeiro
José Pedro Croft
Nuno Sousa Vieira
Barbas Lopes Arquitectos
Paula Santos
Pedro Brígida
ESSAYISTS
Armando Rabaça
Gabriela Vaz Pinheiro,
Inês Moreira
José Bártolo
José Miguel Pinto
Magda Seifert
Pedro Pousada
Sara Castelo Branco