〈境界線=ボーダー〉をキーワードに据え、世界各地の調査資料をもとに、人々の生活や住まい、コミュニティの方向を探る論考。
〈境界線=ボーダー〉をキーワードに「風化する遺産と記憶」「脆弱で危機に晒された社会」「再生に向けたヴィジョンとデザイン」の3部構成で論考を展開する。編著者に加え三宅研究室OBたちも構成に沿って多数執筆する。
【主要目次】
序章
第1章:風化する遺産と記憶
1 失われつつある近代の住まい
2 宗教空間の再発見
3 集落と都市の形成
4 保存をめぐる諸制度
第2章:脆弱で危機に晒された社会
1 脆弱な都市と社会
2 開発途上国の過去と現在
3 伝統社会と近代化
4 災害と難民
第3章:再生に向けたビジョンとデザイン
1 地域と構法、そしてイノベーション
2 復興支援と防災・減災
3 教育と暗黙知の発掘
4 地球への新しいビジョン
終章
三宅理一/監修、「境界線から考える都市と建築」制作実行委員会/編
日本語
432ページ
210 x 148 mm
2017.8