TOKYO METABOLIZING トウキョウ・メタボライジング
¥1,650(税込)
東京が生んだ〈新しい建築〉が、都市をゆるやかに最適化する
本書は、2010年に開催された第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の公式カタログで、北山恒氏と塚本由晴氏による東京の都市論と、その実践例として北山氏、塚本氏(アトリエ・ワン)、西沢立衛氏が東京で実際につくっている戸建住宅・集合住宅を紹介。
展覧会に2分の1の模型が展示された「ハウス&アトリエ・ワン」(アトリエ・ワン設計)や「森山邸」(西沢氏設計)などを設計者自身が詳しく解説。また本展のコミッショナーでもある北山氏は、ポジティブに解釈した東京から生み出される〈新しい建築〉によって、ゆるやかに最適化されていく東京は、21世紀にふさわしい都市モデルのひとつであることを問いかける。そしてこうした小さな建築の更新によって変化している都市の様相こそ、かつて「メタボリズム」と呼ばれた建築のあり方をめぐる概念がTOKYOという都市レベルで実践されていると指摘する。
日本語・英語
210×168mm
144ページ
2010年7月