現代建築家コンセプト・シリーズ16:中村竜治 コントロールされた線とされない線
¥1,980(税込)
シリーズ第16巻目。
「建築は、コントロールしきれないものを扱う知恵の結晶なのだ。」
日常はの些細なものから建築に至るまでに生じている、この「コントロールされたものとされないもの」のせめぎあい。中村竜治はこの2つの作用に向き合い、デザインするとはどういうことかを考える。そうした視点からつくられた30あまりの作品-小作品、インスタレーション、展覧会会場構成、商業空間、住宅-は、線を面に、面を立体に、弱さを強さに変え、構造と仕上げの境界を自由に横断する。
それはときに可視と不可視の領域をも行き来しながら、見る者の常識を揺さぶり、私たちの日常への繊細な感覚と喜びを呼び覚ますのだ。
掲載作品
虫かご、睡蓮、泉、とうもろこし畑、池、ダンボールと木の椅子、へちま、ぬけがら2、くま、モンブラン、ブーケ、柱のあいだのベンチ 筒/シート、前髪、赤い鯨、カテナリズム、空気のような舞台、がらんとした部屋、水たまり、ピンナップ、ブロッサム、雪、ドレス、基礎、梁、ショートカット、から、gh邸、yi邸改装、蝶々、コンクリートルーフ
日本語・英語
160頁・210×148mm・2013年