Henri Labrouste

フランスの伝統ある芸術学校、エコール・デ・ボザール出身。鉄を建築構造として使用する可能性について理解を示し、公共建築の中でボザール教育の古典的な様式と最先端の鉄骨造を併せた斬新なデザインを実現。
ガラスと鉄を用いたパリ国立図書館は、瞑想の空間、知識の神殿としての図書館のイメージを作り出した傑作である。鉄のフレームワークや軽量の壁、明るさ、時代を超えるデザイン。
ドローイングや水彩画、写真、模型などの貴重な資料225点を収録。また、ラブルースト研究者によるエッセイも収録。

本書は、彼に影響を受けたであろう、L・サリヴァン、F・L・ライト、R・ロジャースについても触れ、ラブルーストが20世紀のモダニズムに深く影響を与えたことを実証することも試みる。

2013年3月10日から6月24日までMOMAで開催されている展覧会に際し出版。ラブルーストを取り上げた展覧会は約40年ぶりになり、アメリカで行われるのはこれが初めてとなる。

編集は、ミース書籍で知られるB・バーグドール。

英語
232頁・298×241mm・2013年