JA95(2014年夏)は、社会や建築家の要請にいまの若手構造設計者はどのように応えているのか、その思考をテーマにしました。
「なぜこの構造なのか……」建築を通して12名の構造家の考え方が分かる。それを試みました。
同時に、現代の構造設計につながる歴史や、さまざまな時代に思考されていたこと、構造界のエピソードについて、新谷眞人さんと金箱温春さんにご自身のエピソードなどを交え話していただきました。巻末には、新谷さん、金箱さん監修のもと、構造家の系譜も掲載しています。
日本の構造家の多彩な魅力を、より多くの方に知っていただけたら嬉しく思います。
対談:多様な合理と価値観の中に生きる
新谷眞人×金箱温春
岡村仁
油津堀川運河 夢見橋
静岡県草薙総合運動場体育館
小西泰孝
上州富岡駅
神奈川工科大学KAIT工房
多田脩二
木の構築 工学院大学弓道場・ボクシング場
中国木材 名古屋事業所
佐藤淳
幾何学と力学を操り、形態を生み出す「設計法」の構築
森部康司
豊島横尾館
名和研二
潜水士のためのグラス・ハウス
金田充弘
みんなの森 ぎふメディアコスモス
台中メトロポリタンオペラハウス
満田衛資
tomarigi
中川政七商店新社屋
大野博史
Ring Around a Tree ふじようちえん増築
石巻の鐘楼
長谷川大輔
モミガラ・パーク
代官山インスタレーション2003 EPSP
WEP 下北沢
鈴木啓
えんぱーく 塩尻市市民交流センター
萬田隆
桝屋本店
日本語
128頁・2014年