急成長をとげるベトナムで活躍するヴォ・チョン・ギアを特集する。東京大学在学時に内藤廣のもとで学び、2005年に独立した建築家。
ベトナムの都市が抱える社会問題やベトナムの特異な気候と向き合いながら、竹を使った建築、緑を取り入れた建築、低所得者層のための住宅開発に積極的に取り組んでいる。
特に、ベトナムでは安価に手に入れられる竹を使い試行錯誤を繰り返して生み出された作品は、各メディアにも取り上げられ注目が集まる。若いながらも、ベトナムの現代建築界を牽引しているヴォ・チョン・ギアの処女作から現在まで18点を収録。
また、ハノイ事務所代表の丹羽隆志によるコラムを収録。
目次
エッセイ:ヴォ・チョン・ギア「ステートメント」
エッセイ:ベトナムで建築をつくることの意義:ファム・トゥイ・ロアン
コラム:丹羽隆志
エッセイ:地域主義の過去とサスティナブルな未来ーヴォ・チョン・ギア・アーキテクツの視点を探る
・ウィンド・アンド・ウォーターカフェ
・ウィンド・アンド・ウォーター・バー
・バンブー・ウィング
・ダイライ・カンファレンス・ホール
・コントム・インドシナ・カフェ
・ソンラ・レストラン
・ダイヤモンド・アイランド・コミュニティ・センター
・セン・ヴィレッジ・コミュニティ・センター
・ナマン・リトリート
・バンブー・フォレスト
・Sーハウス
・グリーン・リノヴェーション
・スタッキング・グリーン
・ハウス・フォー・ツリー
・フォーミング・キンダー・ガーデン
・ストーン・ハウス
・ビン・タイン・ハウス
・ナノコ・パナソニック照明ルショールーム
英語・日本語
170頁・290×220mm・2016年