植物やガラスを使った内と外をつなぐ絶妙なデザインセンス、飾りすぎないインテリア・デザイン。
ミニマルで周囲との環境の調和を大切にし、主張しすぎないデザインが魅力。2008年にヴェネチア・ビエンナーレで銀獅子賞を受賞した実力を持つ日本でも人気の高いユニットであるベルギーを拠点に活躍するOffice KGDVS(ケルステン・ゲールスとダヴィッド・ヴァン・セヴェレン)を特集。
K・ゲールスは、ノイトリング・リーダイクの下で、D・ファン・セーヴェレンは、父であり、コールハースの名作ヴィラ・ダラヴァのインテリア・デザインを手がけたことで知られるベルギーの偉大なデザイナー、マールテン・ファン・セーヴェレンのアトリエをはじめ、X・ザベール・デ・ヘイテルやステファン・ビールの下で経験をつむ。ともにベルギーを拠点とし活躍。
ヴェネチア・ビエンナーレでの作品「アフター・ザ・パーティ(2008)」や「ガーデン・パヴィリオン(2010)」など32作品を収録。
初期のころのDan BudikやWonne Ickx、Dogmaらとの協働コンペ案から、ヘルセルトの乾燥庫、ローザンヌ Campus RTS、テレビ局VRT、ムハッラク&リファー・トラディショナル・ミュージック・センターなど。
英語・スペイン語
262頁・340×240mm・2016年