トーマス・デマンド モデル・スタディーズ 1&2
¥7,800(税込)
トーマス・デマンドはミュンヘンの彫刻家・写真家。1964年生まれ。テレビなどのメディアで目にする歴史的・社会的事件の映像を元に、紙やダンボールを使用して実物大の模型を再現、それを撮影した作品を作る作家である。
2012年に東京都現代美術館、2015年にタカ・イシイギャラリーで個展がされたことも記憶に新しい。
通常は自身が制作した立体を撮影しているが、この「Model Studies」は、初めて自分以外の他者が作ったものを撮影したシリーズとなる。建築模型のエッジや隙間、マテリアルの切り口にレンズを向け、建築家の手作業を捉えていく。この書籍は、これまでに出版された2冊の写真集を1冊にまとめたものとなる。
Iは、ゲティ学術研究所の所有するカリフォルニアモダニズムの巨匠、ジョン・ロートナーの模型を撮影したもの。
IIは、SANAAの建築模型。作家は、撮影のためSANAAの事務所を何度も訪れ、その結果これらの作品が完成した。
縦に長い大きな判型に手触りのある紙を使用した繊細な装丁。
英語
136ページ
243 x 387 mm
2016年1月