ガラスの家の男:現代建築家フィリップ・ジョンソン
¥5,980(税込)
2005年に98歳で亡くなったフィリップ・ジョンソンは、アメリカ文化において最も認知度が高く、影響力のある人物の1人であった。プリツカー賞の最初の受賞者であり、MoMAのキュレーターでもあるジョンソンは、アメリカを代表する建築家の一人として、ガラスの家やAT&Tビルなど、多くの建築物で名を馳せたが、それ以上に世論を左右する黒幕的存在として大きな役割を果たした。
ジョンソンは、ヨーロッパのガラスとスチールのモダニズム建築をアメリカに紹介。後世で活躍する建築家、デザイナー、芸術家たちを指導した。また、美学とスタイルを貫く華やかな建築と有名建築家を何よりも高く評価する「スターアーキテクチャー」の時代を定義した。
その一方で、彼は深い矛盾を孕む人間でもあった。ナチのシンパであり、シナゴークのデザイナーであり、老齢になると無思慮な子供のようになり、大衆主義者で、俗物であった。彼の顧客は、ロックフェラー家、テレビ宣教師、ドナルド・トランプまで多岐に渡った。
この本では、物議を醸したジョンソンの矛盾に満ちた人生のベールが脱ぎ捨てられ、魅力的でありながら深い欠陥を抱えた一人の男の物語が語られる。富、権力、野心の危険性を描くジェットコースターのような物語は、彼をこれほどまでに強力な存在にしたアメリカ文化の原動力を探り、現代アメリカの建築界のストーリーを教えてくれる。
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Residential Masterpieces 19: フィリップ・ジョンソン
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