JA113:Reprint Edition Expo'70 再録 EXPO'70
¥2,619(税込)
大阪万博では工業化社会から情報化社会へとシフトする認識のもと、ハードウエアの展示(エクスポーズ)から、ソフトウエア的な環境をつくることに重きを移行させる構想がなされた。一方でシンボルゾーンはハイテクノロジー(工業技術)の成果そのものであるスペースフレームの大屋根や、諸装置を有すると共に、その中核に置かれた「お祭り広場」は、群衆の出会いと直接的なコミュニケーションの場として構想された。
人間と環境とのフィードバックある関係、情報的な関係、人間が自発的に参加できる環境を、フィジカルな環境として、どうすればつくり出すことができるのか。そもそも建築はコミュニケーションの媒体となり得るのか、またなるべきなのか。
合わせて「都市開発手法としての万博」という意識も強く、万博会場そのものがひとつの実験都市であり、将来の都市に対してサゼッションを与えるべきものとして考えられた。
対談:日本万国博覧会のもたらすもの
丹下健三×川添登
シンボル・ゾーン
大屋根
丹下健三 都市・建築設計研究所 神谷宏治
双星社竹腰建築事務所 福田朝生
お祭り広場
丹下健三 上田篤 都市科学研究所 磯崎新アトリエ
エクスポタワー
菊竹清訓建築設計事務所
万国博美術館
川崎清
国内・国外パビリオン
アメリカ合衆国
Davis, Brody, Chermayeff, Geismar, deHarak, Associates
Yasuo Uesaka (project architect)
カナダ
Erickson/Massey Architects and Planners
英国
Powell & Moya Associates
中華民国
Peng Yin-Hsuan, Lee Chu-Yuan
オランダ
J. B. Bakema, Ir. C. Weeber
スイス
Willi Walter
国際共同館2-B
環境設計研究所,都市建築設計工場
電力館
坂倉建築研究所
住友童話館
大谷幸夫
富士グループパビリオン
村田豊
タカラビューティリオン
黒川紀章建築・都市設計事務所
リコー館
日建設計工務
その他の国内・国外パビリオン
ランドスケープ
サブ広場
噴水・彫刻
エクスポランド
サイトファニチュア
動く歩道と都市交通
曽根幸一 大行征 森岡侑士
情報システム
月尾嘉男
万博会場の人工環境
尾島俊雄
データ
第53回セントラル硝子国際建築設計競技入賞発表
第54回セントラル硝子国際建築設計競技応募要項
日本語・英語
176頁
226x297mm
2019年3月