コンセプト・形・素材に見るピュリスム:ハーマン・ローザの先駆的作品
¥7,700(税込)
ドイツの彫刻家であり建築家でもあったハーマン・ローザ(1911-1981)。自身のスタジオを建設機械やクレーンを使わずに作り上げ、そしてそのスタジオは巨大で滞在可能な彫刻作品となっている。
外部に開いており、計算された外観はデ・ステイルやバウハウスと共通する現代的なスタイルであるいっぽう、コンクリートなどの平凡で重い素材を取り入れている点はポール・ルドルフ、ル・コルビュジエらのようなブルータリズム的側面も持ち合わせいると言える。
ローザの彫刻作品の力と建築的な空間デザインがどのように一つの表現として混ざり合っていったのかを取り上げる書籍。
現在の写真と当時の写真、スケッチ、図面、テキストをもとに、世界的なコンテクストにおけるローザ作品の立ち位置を評価していく。
英語
180 頁
226 x 272 mm
2016年1月