変容する都市のゆくえ 複眼の都市論
¥2,750(税込)
沖縄の基地都市、東京の下町、新宿・歌舞伎町、下北沢、渋谷の大規模再開発、さいたま、丸の内・東京駅、多摩ニュータウン…… 目に見える「変容」と「不変」を疑い、その背後に何が起きているのかを問う。
社会学、人文地理学、建築史、都市計画、美学芸術学など気鋭の論者が、<都市と街、風景の「変容」とは何か>に迫る。
[目次]
コザの無意識――基地都市における〈まちづくり〉の系譜―― 加藤政洋(人文地理学)
さいたま――大地の「め」 松田法子(建築史)
鼎談 「都市の変化」を論じるということ――社会学・美学・都市計画 田中大介(社会学)×天内大樹(美学芸術学)×中島直人(都市計画)
歌舞伎町を歩くとはどのようなことか――歓楽街における看板の経験をめぐって―― 武岡暢(社会学)
公共空間をめぐる都市社会運動の可能性と課題――東京都世田谷区下北沢地域における紛争に焦点を当てて―― 三浦倫平(社会学)
鼎談 東京の現在を語る ――均質化批判を超えて 田中大介×天内大樹×中島直人
振り返りながら、進んでいく――東京下町の現在―― 金善美(都市社会学)
多摩ニュータウンの五十年を振り返る インタビュー・成瀬惠宏(都市計画家)
「村の記録」のなかの都市――テレビ・ドキュメンタリーに描かれた農村の変容―― 祐成保志(社会学)・舩戸修一(社会学)・武田俊輔(社会学)・加藤裕治(文化社会学)
日本語
384頁
188 x 130 mm
2020.3