GA JAPAN 167:PLOT 設計のプロセス
¥2,550(税込)
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特集
[PLOT 設計のプロセス]
18組の建築家たちから発せられた、ナマな言葉で紡ぐ設計のプロセス
石上純也
「Cultural Center」
語り手:石上純也
1kmを建築として考えるプロセス
都市計画に関わる問題
全長1kmの複合施設!?
橋のような建築
ランドスケープのスタディ
空間の純化とインテリア
未来都市と建築
平田晃久
「(仮称)八代伝統芸能伝承館」
語り手:平田晃久,松田彩加,杉山征利,市古慧,西里正敏
ワークショップと木造屋根架構
伝統に繋がりながら新しいモノをつくっていくには
生きている道
伝承ルームの拡充
「建築」という分野を背負った解答
屋根の祖形
不自然さの解消法
水勾配と捻れ限界
藤森照信+吉川一久
「高部公民館」
語り手:藤森照信
着想から着工直前まで
フジモリ流社会派建築!?
ムラの大事な場所
単純な細長い切妻
「伝統的」なあり方
社会的な建築?
木のモノコック構造
武井誠+鍋島千恵
「福武家資料館」
語り手:武井誠,鍋島千恵
残すものと新たに加えるもの
生活の場から環境を体感する資料館へ
未来を見据える視座を養った環境
所与ではなくなった建築の骨格
高揚と冷静
広間とカフェ
妹島和世+西沢立衛
「蘇州獅山広場芸術劇場」
語り手:妹島和世,福原光太
岩山や湖と風景をつくる劇場とは
散策できるバラけた構成
公園のようなホールとは
ものの組み立てを検討する
開いたホールのあり方
外装のグラデーション
谷尻誠+吉田愛
「Tプロジェクト」
語り手:谷尻誠,吉田愛
プロポーザル案へ至るまでの変遷
野球場の土手を残してフィールド内に体育館をつくる
あるものを活かして無いものをつくる
無目的でも訪れてみたい体育館
そこに元からあったモノの記憶
スポーツと相性のいいサウナや温泉
大西麻貴+百田有希
「山形市南部への児童遊戯施設整備事業」
語り手:大西麻貴,百田有希,池邉絢子,坂野雅樹
PFI事業の進め方
敷地とプログラムが全体で一つの場となる遊戯施設とは
公園のような遊び場
PFIの厳しさと理想
スケッチからのブレイクスルー
子どもの空間を徹底的に考えて具体化する
彌田徹+辻琢磨+橋本健史
「Mプロジェクト」
語り手:彌田徹,辻琢磨,橋本健史
既存と一体になる新築をつくる
時間の流れを建築化する
既存に機能を依存する
新築を取り付けて町屋をアップデートする
見慣れたものを読み替えて使う
3人での進め方
藤原徹平
「霧島小浜プロジェクト」
語り手:藤原徹平,武田まりの
現地のリサーチを反映したスタディ
中心市街地に活動のリアリティを失った人たちの新しい暮らしの場
海を望む休耕田につくる新しい暮らしの場
現地に落ちている石ころ
暮らしや植生の根っこに対する接ぎ木
下屋と主屋
地面と一緒に暮らすことの可能性
水にとっても内外の境界がない空間
乾久美子
「日野春學び・くらしの
家プロジェクト」
語り手:乾久美子,武蔵眞己,川又修平
校舎からグループホームへの改修
まちづくりにおける福祉の可能性をさぐる
措置制度から契約制度へ
校舎をグループホームに改修するには
新しいバルコニーと増築棟
次元がバラバラなモノの集まり
藤本壮介
「大雪葬斎場」
語り手:藤本壮介,山岸龍弘
プロポーザル
簡潔な建築のプログラム
現地での発見
模型をつくらない!?
風景や地形と一体の建築
プロポーザルでの作戦
髙橋一平+佐藤淳
「笛吹みんなの広場」
語り手:髙橋一平,和泉芙子,佐藤淳
屋根施設の設計
内外を同時に体験する屋根のあり方とは
広場と一体の建築
大空間をローコストでつくる
四角と円の間
構造と意匠のせめぎ合い
一様でないことの効果
「建築物との出会い方」をつくる
萬代基介
「椎葉邸」
語り手:萬代基介,板谷優志
新築とリノベーションが混じる設計
環境に存在するストラクチャーを浮かび上がらせる
町並みや庭の一部の家
構成を考える視点と方法
関係を調停し,決定する
新旧の解像度
伊東豊雄
「茨木市民会館跡地エリア整備プロジェクト」
語り手:伊東豊雄,東建男,古林豊彦,水沼靖昭,長曽我部亮,神崎夏子,國本暁彦(竹中),市川雅也(竹中)
子育て支援と大ホール
直交する二つの「街の軸」を結合すると同時に多様なプログラムを「縦の道」で融合
スケッチなしで始まったスタディ
日々何かが起こり誰かと出会う
「日常使い」の公共建築
新しいタイプの福祉施設?
プロポ案の問題点
「縦の道」のあり方
はみ出す部分
前田圭介
「岡山温室ミュージアム〈MoMO〉」
語り手:前田圭介
敷地の変化を含む設計のはじまり
農業や工業の即物的なものから開放的な建築のあり方を考える
斜面に建つカフェ・ギャラリー
森の環境を楽しむ居場所
敷地が変更!
現代のバラック
高野洋平+森田祥子
「A市図書館」
語り手:高野洋平,森田祥子,坂田涼太郎
架構のあり方から考える
浮遊感のあるCLTのつくり方
面でも線でもないCLT
1階と2階を入れ替える
浮いたCLT梁
CLTを置く三つのルール
複数のエレメントを内外で重ねる
Eureka+山田宮土理+中村航
「あざみ野の土」
語り手:稲垣淳哉,原章史,山田宮土理
大地と循環する住宅
日常的に更新可能な土を建築に組み込む
多世代が集まる家
地形の中に散りばめられる場
実際の土の存在感
生土の一般化を考える
建築技術と日常性
隈研吾
「(仮称)田園調布せせらぎ公園文化施設」
語り手:隈研吾,成澤佳祐,大高翔吾
記憶に残る地形と応答するには
崖線の緑に寄り添う断片化した屋根
幼少の頃の記憶
崖線=ハケ
真間=ママ
厚さ38mmの極薄な軒先
立体木ルーバー
塗り残す勇気
モノの雑然とした集合
作品
那須塩原市図書館 みるる+駅前広場 伊藤麻理/UAo
解説:マルチモーダルな言葉の森 伊藤麻理
ヤマト港南ビル 日建設計/河野信+渡辺由紀+金子裕介+山中浩太郎
解説:複合性を繋げて表す 渡辺由紀+金子裕介+山中浩太郎
解説:動と静を内包する構造、異なる用途を結び付ける回遊性
解説:建築とインフラを共生させるためのファサード
連載
エッセイ 地球の景色36 藤本壮介
立衛散考 西沢立衛
224 pages
ISBN978-4-87140-966-7 C1352
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