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現代建築家コンセプト・シリーズ27:ドットアーキテクツ 山で木を切り舟にして海に乗る

1,980(税込)

  • 現代建築家コンセプト・シリーズ27:ドットアーキテクツ 山で木を切り舟にして海に乗る

若手建築家の建築思想から建築の方途を探る「現代建築家コンセプト・シリーズ」No.27は、大阪・北加賀屋を拠点に活動するdot architectsの共同代表、家成俊勝による初の単著です。dot architectsは一般的な建築設計にとどまらず、ときには施工に介入しながらイベント企画、アートプロジェクトへの参加、パフォーマンス、文化複合スペースの運営など多岐にわたる活動を展開しています。

本書は、生まれ育った六甲の街、阪神・淡路大震災、北加賀屋やかつて住んでいた集合住宅での出来事など、家成自身の私的な体験を起点に綴られる15章のテキストで構成されています。家成はテキストのなかで、たびたび批評家高祖岩三郎による「楼閣」と「巷」の概念を援用します。「楼閣」とは国家や資本によってつくられる基盤施設であり、「巷」とは民衆のにぎわいがもたらす秩序です。貨幣システム、産業主義的道具、複雑にシステム化された資源、土地の所有といった「楼閣」の下に建つ静的な建築のあり方を問題提起しながら、dot architectsは路上、ハンドツール、土地の共有、パーティ、一時的な自律といった「巷」の上で建築をつくり続けています。動的であり、ときにはアナキズムのような雰囲気をもつdot architectsの思想が、「巷」の出来事を印象的にとらえた西光祐輔による写真とともに、生き生きと伝わってくる1冊です。

日本語・英語
160頁
148 x 210 mm
2020.10

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205141
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