白井晟一の伝統論と和室
¥3,960(税込)
「異端の建築家」を読み解く
「原爆堂計画」や「親和銀行本店」といった作品が注目され、その独特の美学が注目される建築家・白井晟一(1905-83)の伝統論と和室の特徴について、残された言葉や図面、同時代の建築家との比較などから分析し、その新しい展開や真意に迫ることで、現代建築史研究に新たな視覚をもたらす。
[目次]
はじめに
第1部 白井晟一の伝統論
第1章 白井の伝統論の展開と真意
第2章 習書の活動の意味
第3章 建築作品をめぐる言説と伝統論の関連
第4章 白井の伝統論と「虚白庵」
第2部 白井晟一の和室
第5章 床の間の意匠
第6章 付書院の意匠 桂離宮の影響に着目して
第7章 天井の構成
第8章 付柱の意味
おわりに
白井晟一著作リスト
白井晟一建築作品リスト
図版出典
日本語
221頁
216x156mm
2020.12