ゲルハルト・リヒター:ランドスケープ
¥11,000(税込)
世界で最も有名な画家は、夕日、海景、郊外の街並みなど、自然環境の描写に焦点を当てる
ゲルハルト・リヒターの作品は、フォトリアリズムと抽象性を融合させた、独自の手法で描かれる。リヒターはテクスチャーの達人であり、これまでの作品を通じて様々な絵具の塗布方法を試してきた。彼の特徴は、彼自身が撮影した写真を参考にした絵画の中のモーションブラーの錯覚であり、穏やかなブラシストロークやスキージの擦れ具合で被写体を覆い隠し、人物のエッジを柔らかくして、まるで焦点の合っていないレンズで撮影されたかのように見せる。
本書では、リヒターが60年以上にわたり、海景から田園風景まで一貫して描き続けてきた「風景」というテーマに焦点を当てた書籍。未発表作品も含め、リヒターの芸術家としての成長の軌跡と、現代美術における自然というテーマについての貴重な示唆を与える1冊となっている。
ゲルハルト・リヒターは、1932年にドレスデンで生まれたドイツを代表する現代アーティスト。ドレスデン美術アカデミーとデュッセルドルフ美術アカデミーで学び、デュッセルドルフ美術アカデミーでは15年間、またハンブルク美術大学とノバスコシア美術大学でも教鞭をとってきた。絵画のほか、ガラスを主な素材とした彫刻や、ドローイング、版画なども手がけている。現在、ドイツのケルンを拠点に活動している。
英語
215 頁
210 x 260 mm
2020.12
¥13,200(税込)
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