博覧会の世紀 1851-1970 A CENTURY OF WORLD EXPOSITIONS 1851-1970
¥2,750(税込)
江戸時代の見世物から明治、大正、昭和におよぶ国内外の博覧会を辿る
1851年のロンドン万国博覧会から、パリ、ウィーンなど欧米各国に広まった博覧会。江戸時代から「見世物」の文化が根付いていた日本で、諸外国の博覧会をどのように受け入れ、独自の広がりを見せたのか。江戸時代の見世物から明治、大正、昭和におよぶ国内外の博覧会の歴史を、乃村工藝社所蔵の博覧会関係資料を中心に紹介し、人々が博覧会とどのように向き合ってきたのかをひもとく。
「時代とともにそのあり方を変えつつも、世紀を跨ぎつつ、内外にあって博覧会と称する展示会の方法論は継承されている。国家を単位とした社会がある限り、また近未来の生活モデルを示す場が求められる限り、従来のようなかたちであるかどうかはさておき、博覧会という「文明の装置」は継承されることだろう。」
日本語
176 頁
2021.2