超建築パース 遠近法を自在に操る26の手描き術
¥3,300(税込)
伸びやかに湾曲する地平、効果的な省略や誇張、透視など、手描きパース最大の魅力はCADでは表現しえない“適度な補正”を含んだ空間描写にある。正確さに基づきながらも自由な情報編集の応用術として“図法の拡張”をすすめる画期的な指南書。
[目次]
はじめに「いい加減」なパース術
■第1章 図の基本
01 ねらう/何を伝える図かを考える
02 しる/どんな表現や図法があるかを知る
03 えらぶ/目的に応じた最適な図法の選び方
■第2章 図を描く
04 みおろす/俯瞰で見せる構図・描画・仕上の基本
05 のぞく/目線からの構図・描画・仕上の基本
■第3章 図の極意
06 かまえる/見せ場が最もよく伝わるアングル探し
07 むくらせる/「ここに居る」と感じさせる伸びやかな湾曲
08 たたずむ/自然な外観を表現するパースの基本
09 ふくらます/体験のクライマックスを肥大化させる
10 こちょうする/わざと図法を誤用して見どころを強調する
11 ねじふせる/複数の「見せ場」を共存させる
12 すかす/全体の中に部分のアクティビティを見せる
13 はぶく/コンセプトを際立たせる「線の引き算」
14 そえる/多様な添景によりいきいきとした雰囲気に
15 まとう/太線やハッチングにより奥行き感やメリハリを
16 いろどる/最小限の着彩で最大限の効果を
■第4章 図の展開
17 のぞむ/画面より「手前」を描いてつくる没入感
18 つつむ/身の回りを包む環境の可視化
19 めぐる/歩き回るようなシークエンスを1枚に
20 ならべる/空間のコラージュで全体像を感じさせる
21 つなぐ/パノラマ透視でなじませる周辺環境
22 かもしだす/時間のコラージュで伝える場や質
23 ぼかす/見るたびに印象が変化する印象画のごとく
24 またたく/見方により発見のある変幻性
25 まとめる/全体を概観しつつ部分の雰囲気も伝える
26 いきいきと/広域ビジョンを引き立たせるパースの「生気」
おわりに 「タナパー」の未来
日本語
128頁
257x182mm
2021.8