魅惑的な建築:ストックホルムのイタリア文化会館
¥7,700(税込)
ジオ・ポンティ設計のストックホルムのイタリア文化会館
本書では、プロジェクトの依頼に関連した出来事と、建物とそのインテリアデザインの計画と実現に関連した出来事を検証することを目的とする。また、同研究所の歴史的なアーカイブから抜粋した画像と、この建物に採用された建築・デザイン要素に関する新たなルポルタージュも収録。
ジオ・ポンティがスウェーデンに大きな関心を寄せていたことはよく知られているが(1950年代初頭の雑誌『ドムス』ではスウェーデンのデザインに多くのスペースが割かれた)、この建築物が作られた背景にある力学について知り、答えを見つけることはとても興味深いことである。彼は、スウェーデンの建築家トゥーレ・ウェンナーホルムの原案を超えることに成功し、機能別に構成された空間が、破線や異なる色調の調和のとれた遊びの中で互いに引き継がれるプロジェクトに命を吹き込んだ。そして、イタリアとスウェーデンの文化関係に新たな道筋をつけたのである。
英語
192 p
250 x 320 mm
2021.7