現在表示できません

ポストモダニティの条件

2,200(税込)

  • ポストモダニティの条件

現代とはいかなる時代か。近代と現代とを隔てるものとは何か。1970年代以降、思想、建築、芸術などの各分野で「ポストモダン」なる語が氾濫していくなかで、著者はその核心を資本の回転の加速による時間と空間の圧縮に見いだす。フォーディズムからポストフォーディズムへの転換も、グローバル化とそれが引き起こす不均衡な発展も、「ポストモダニズム」も、すべての根底にあるのはこの原理にほかならない。モダン/ポストモダンにまつわる諸神話を解体し、その淵源に肉薄する、経済地理学者デヴィッド・ハーヴェイの主著にして都市論の不朽の名著。旧訳を全面的に見直し、改訂を施した決定版。


日本語
634頁
107×149mm
2022.6
 

数量

【目次】
論点/序文

第I部 現代の文化におけるモダニティからポストモダニティへの移行
第1章 序論
第2章 モダニティとモダニズム
第3章 ポストモダニズム
第4章 都市のポストモダニズム――建築とアーバン・デザイン
第5章 近代化
第6章 「ポスト」モダニズムか、ポスト「モダニズム」か

第II部 二〇世紀後期の資本主義の政治的・経済的変容
第7章 序論
第8章 フォーディズム
第9章 フォーディズムからフレキシブルな蓄積へ
第10章 移行の理論化
第11章 フレキシブルな蓄積――確固たる移行か、一時的調整か

第III部 空間と時間の経験
第12章 序論
第13章 社会生活における個人的空間と時間
第14章 社会的権力の源泉としての時間と空間
第15章 啓蒙のプロジェクトにおける時間と空間
第16章 時間と空間の圧縮と文化的力としてのモダニズムの興隆
第17章 時間と空間の圧縮とポストモダンの条件
第18章 ポストモダンの映画における時間と空間

第IV部 ポストモダニティの条件
第19章 歴史的条件としてのポストモダニティ
第20章 魔法を用いた経済学
第21章 鏡の鏡としてのポストモダニズム
第22章 フォーディズム的モダニズム対フレキシブルなポストモダニズム
第23章 変容的かつ投機的な資本の論理
第24章 電子的複製時代とイメージ貯蔵庫の時代における芸術作品
第25章 時間と空間の圧縮への反応
第26章 史的唯物論の危機
第27章 ひび割れた鏡、周縁での融合

謝辞/解説/監訳者あとがき/参考文献/人名索引・事項索引

システム商品コード
000000006346
独自商品コード
234395
詳細
送料について
ご注文総額15,000円(税込)以上の場合送料無料(但し沖縄、離島宛、ポスター等一部商品は除く)

この商品について問い合わせる

Recently viewed items