半建築/長坂常
¥2,640(税込)
建築と家具の間、未完であること、用途に対する不確定性、見えない開発……「半」であることが建築にもたらす魅力と可能性とは──
「抜き差しなる」デザインを目指して奮闘するスキーマ建築計画、待望のものづくり論。
作品(夢)と生活(現実)の間に確かに掴み取ることのできる新時代の建築を考える。
初期の代表作「Sayama Flat」において、引き算や誤用という考え方のリノベーションで建築界にセンセーションを巻き起こしたスキーマ建築計画。日常の中での気づき、既存のものから得られる新たな発見をきっかけに、家具から建築、都市のスケールまで1/1を基本にデザインする独自の取り組みを「半建築」というキーワードのもと書き下ろした待望の一冊。
現実が入り込む余地のないキメ顔の建築ではなく、抜き差しなる関係を受け入れるような大らかな建築。それでいて個々の素材や細部に対する解像度の高い扱いから、すべての要素が生き生きと共存するような空間。リノベーションにも新築にも、住宅にも店舗にも、そういった美学を貫き活動を続けてきた長坂常が、建築におけるさまざまな「半」的状態を考えることを通して新たな建築の可能性を提示する。
日本語
256頁
188x130mm
2022.10
〇在庫あり
[目次]
はじめに
半建築01 コンクリートジャングル
半建築02 スタジオスキーマ
半建築03 脱デスクトップアーキテクチャー
半建築04 未完
Flat Tableの偶然すぎる誕生
半建築05 抜き差しなる関係
半建築06 建築と家具の間:インターフェース
半建築07 建築と家具の間:家具から建築まで
開かれたVitra Stand
動きをデザインする
ストックをデザインする
Blue Bottle Coffee
半建築08 見えない開発
半建築09 移築
工具から生まれるデザイン
究極のまかない家具
思い込みの更新
髙本貴志
堂前さん家の歯医者さん
半建築10 尾道
Still in LLOVE
半建築11 周回遅れのトップ
半建築12 島をデザインする
おわりに
写真クレジット
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