フライ・オットー、カールフリート・ムットシュラー: マンハイム多目的ホール
¥7,150(税込)
1975年にマンハイムで開催された連邦園芸博覧会のために建設された仮設多目的ホール。フライ・オットー(1925-2015)とカールフリート・ムットシュラー(1926-99)によって建てられた、世界最大の木造グリッドシェル構造の建築である。
オットーはデジタル技術をほとんど使わず、繊細な釣り型模型を用いて、この建物の複雑な屋根の設計を行った。設計の過程では、モデリング、ドローイング、測定技術と、自身の手と目、科学的観察力と技術を総動員して、このユニークな構造を作り上げた。
この多目的ホールは1998年に保存令が出されたものの、その維持の方法については様々な国際的議論が行われている。
オットーとムットシュラーのアーカイブにある未発表の資料をもとに、この実験的建築の歴史を紹介する初めての書籍。
英語
255頁
220x330mm
2017.10