コンクリートが起こす奇跡:構造エンジニア オーギュスト・コマンダント
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20世紀を代表する構造エンジニアのひとり、オーギュスト・コマンダント(1906-1992)。鉄筋コンクリートをはじめとした様々なコンクリート技術を得意とし、ルイス・ カーン、モシェ・サフディ、エーロ・サーリネンら著名な建築家の構造設計に携わる。
タリンのカドリオルグスタジアム(エルマー・ローク、1938)、モントリオールの実験的集合住宅アビタ67団地(モシェ・サフディ、1967)、フォートワースのキンベル美術館(ルイス・カーン、1972)など、手掛けた建築は多岐にわたる。
技術的専門知識だけでなく、鋭い美的感覚も兼ね備えていた彼は、エンジニアとして、建築の恒久的な資質に魅せられ、コンクリートに情熱を注いだ。奇跡を起こすためには、技術や予算だけでなく、創造的衝動が不可欠と考えていた彼の生涯と作品に迫る。
英語
431頁
220 x 285 mm
2022.7