ラ・ファブリカ:リカルド・ボフィル
¥9,900(税込)
スペインの建築家リカルド・ボフィル(1939-2022)の最も象徴的作品のひとつである「ラ・ファブリカ」に焦点を当てる。
元々バルセロナ郊外に建つ荒廃したセメント工場だった建物をドライブ中のボフィルが偶然に見つけ再利用。1973年以降、自邸および仕事の拠点として彼の生活の中心となった。
埃と煙に埋もれていたコンクリートの躯体をあらわにし、建物を本来の姿に戻し、その巨大なスケールと繊細で人間的な感性のバランスをボフィルの手によって細やかに調整されたこの作品は、工業建築を再利用した最も初期の例となり、今も変化し続けている。
本書は2018年に出版された書籍の拡張版。「Ricardo Bofill Taller de Arquitectura(RBTA)」による貴重なアーカイヴ画像と写真家ナチョ・アレグレによる過去10年間の写真を収録。加えて、2022年11月にアレグレによって撮影された現在の建物の様子が巻末32ページに渡って掲載されている。
「RBTA」のディレクターを務めるパブロ・ボフィルによる序文、バルセロナ拠点の「Arquitectura-G」とギレルモ・ロペスによるリカルド・ボフィル本人へのインタビューも収録。
英語
156頁
240x285mm
2022.12