モントリオールの建築ミュージアム「CCA（Canadian Centre for Architecture）」によるコンパクトな書籍シリーズ。
今回は建築家の原広司と社会学者の若林幹夫らとの対談を収める。
1960年代後半から1970年代半ばにかけて発表された原の建築理念である「有孔体理論」「浮遊」「均質空間論」、1970年から1980年に取り組んだヨーロッパ、アフリカ、中東、中南米、南・東南アジアの集落調査について振り返る。対談の内容を補足する設計資料の画像も収録。
対談は東京で行われ、門脇耕三、山本理顕、植田実、連勇太朗、市川紘司、原若菜、砂川晴彦、太田佳代子も参加した。

1970年代から1980年代にかけての日本の建築界を代表する重要人物として、長谷川逸子、原広司、伊東豊雄らと若い世代の建築家や研究者との対話を主題とした3部構成のシリーズの第２弾。このシリーズでは、当時の日本の若い建築家たちが、どのようにモダニズムの教義を越えて建築を再定義し、社会全体のニーズに応えようとしたのか、また建築家の役割をどのように問うたのかを探る。


英語
64頁
108ｘ162mm
2022.12