※稀少本。全体的に軽い経年感があります。

ラファエル・ソリアーノ（1907-88）は、戦後のロサンゼルスで活躍した初期のケーススタディ建築家の一人で、当時開発された新しい建築材料や建築技術の優秀な提唱者であった。

チャールズ＆レイ・イームズ、ピエール・ケーニッヒ、エーロ・サーリネン、リチャード・ノイトラ、クレイグ・エルウッドといった建築家グループの重要なメンバーであり、今ではあまり知られていないが、ソリアーノは同僚たちに大きな影響を与え、スチールやアルミニウムを使った非常に革新的で低コストなプレハブ構造が近年再評価されてきた。

本書は、ソリアーノの生涯と作品について包括的に研究したモノグラフである。ソリアーノの主要な建築物30点の詳細な解説と、ソリアーノのアーカイブにある既知のプロジェクトすべてを初めて記録した全作品リストが含まれる。ソリアーノの建築物のうち20棟以上が解体され、他の多くの建築物も見分けがつかないほど改築されたが、本書はこれらの重要な作品の唯一の記録として出版された。

英語
224 pp
216 x 210 mm
2002.9