DETAIL 9/2022 文化施設
¥4,300(税込)
1997年、ビルバオにグッゲンハイム美術館がオープンした。フランク・ゲーリーの奇抜な新館は、バスクの街を一夜にして国際観光のホットスポットへと変貌させた。その後、多くの場所や文化施設がこのモデルを模倣した。いわゆるビルバオ効果は、都市マーケティングの成功のレシピとなり、建築家フランク・ゲーリーがその立役者となった。
今号では、ビルバオ効果に頼らず、その文脈から建築の意義を導き出した劇場や美術館の建物を紹介する。チロル、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン、ジュネーブ、アラゴンにあるこれらの建築物は、大小を問わず、都市環境や自然景観とうまく融合し、その一部となっている。チッパーフィールド・アーキテクツ・ベルリンによるクンストハウス・チューリッヒの増築や、LROレデラー・ラグナルスドッティル・オエイによるミュンヘンのフォルクシアターなど、そのプロセスドキュメントを深く掘り下げる。
ドイツ語・英語
128頁
210 x 297 mm
2022.9