ケックラン・ハウス／平林大輔
￥9,350（税込）
写真家であり建築家でもある平林大輔による本書は、建築家が手を離した後の見過ごされがちな建築物の人生についてのメディテーションである。平林は没入感のあるイメージの連続を通して、スイスのバーゼルにある、ヘルツォーク＆ド・ムーロンが設計した初期の個人住宅「ケックラン・ハウス」を探求している。当初の依頼主はすでに家を出て久しいが、本書は、現在の所有者による無計画で調和のとれた居住を静かに研究している。私たちが「建築的」とみなしている視点や細部について再考することを促し、建築物が持つ長く多くの歴史を持つ人生に新たに気づかせてくれる一冊。
英語
128頁
240 x 320 mm
2023.8