水都 東京 ―地形と歴史で読みとく下町・山の手・郊外
¥1,100(税込)
江戸・東京は「水の都」である。長きにわたる研究生活で、著者はこのことを繰り返し唱えてきた。それは、水路がめぐり隅田川が流れる東京の「東」についての言葉だった。しかし近年著者は、東京の「西」のフィールドワークなどから、山の手や日野のような郊外を含めた「水の地域」として東京を考えるになった。本書は、隅田川流域や日本橋のような多くの人が「水都 東京」を思い浮かべる時に描くような地域から、目白などの山の手、国立や日野のような郊外までを扱い、都市のいたるところに豊かな水辺をもつ、瑞々しい都市「東京」を描き出す。「ブラタモリ」など地形ブームを牽引してきた著者の集大成とも言える一冊。
日本語
336頁
105×173mm
2020.10