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GA JAPAN 123 

2,566(税込)

  • GA JAPAN 123 

特集 [コンピュテーション] ー進化する建築の創造とプロセスー
緊急インタヴュー 「完結しないかたちをつくる」藤本壮介



■特集
[コンピュテーション] ー進化する建築の創造とプロセスー
最前線で活躍するキーパーソンにインタヴュー

小渕祐介/隈 研吾/萩原 剛/石上純也/徳山知永/
柄沢祐輔/大林組/伊東豊雄/金田充弘/FabCafe

特集では「コンピュテーション」をテーマに、縦横無尽な対話が展開します。ヴァーチャルな話? BIMのことでしょ? いえいえ、もっと建築の根本に関わる、建築家のスケッチの描き方や模型の見方に近い話です。様々な立場からの発言から、逆説的に伊東豊雄さんが仰った「未来の可能性を感じさせる新しい身体」が感じられるかもしれません。


緊急インタヴュー    
「完結しないかたちをつくる」    藤本壮介
サーペンタイン・ギャラリー・ パヴィリオン 2013    藤本壮介

表紙は、今話題の藤本壮介さん設計による「サーペンタイン・ギャラリー・パヴィリオン2013」。よくあるジャングルジム的な遊具なのではないか? ご心配なく、事務所で5分の1でスタディしていた感覚は、それとは異なる質をしっかりと見据えていました。部材寸法や全体のスケール、空間構成……。新しい建築像の追求が、特別インタヴューから浮かび上がってきます。今年は、少し長めの会期で10月半ばまで見られますよ。


作品   
九州芸文館 本館    隈 研吾+日本設計
九州芸文館 アネックス1    SUEP.+日本設計
九州芸文館 アネックス2    隈 研吾+日本設計
キッズアカデミー太陽丘保育園    隈 研吾
森の回廊    前田圭介
真福寺客殿    宮本佳明
GLA近畿会館    岸 和郎
東京理科大学葛飾キャンパス図書館    日建設計

ヨーロッパでの活動が活発になるにつれ、隈研吾さんの建築は変わってきたのではないでしょうか。そのNEW隈の第一作と思っていた「九州芸文館」がついに完成! PLOTでも見え隠れしていた、空間の構成や、物理的な材料の選択と組み立て。いっそうプレハブ化、アッセンブリー化が進む生産システムの中で、これまでにない世界が追求されはじめているのかもしれません。


PLOT
「ファイヴァーズバーク・ビジターセンター」編
設計:石上純也、語り手:石上純也+佐藤淳
phase 1:イメージの実現の仕方

(仮称)川口市火葬施設」編および「(仮称)赤山歴史自然公園」編

設計:伊東豊雄、語り手:伊東豊雄+S.S.       
phase 1:基本設計へ至るプロセス

石上純也さんと言えば、これまでにないイメージをアーティスティックに追求されている建築家……。展示したものが壊れたとか割れたとか、伝説多き人物で、意外と建築家としての実像は謎めいているかもしれません。今回は、構造家の佐藤淳さんと一緒に話してもらうことで、石上さんの空間イメージの実現のされ方をあぶり出します。石上さんは特集にも登場されますので、併せて読むといっそうイメージがふくらみます。


連載    

現代の建築家 14「村野藤吾」井上章一

「現代の建築家」第14回は、村野藤吾さん。なかなか「現代」にならないという声もありますが、すでに現代の日本の建築家の土台(束縛?)は現れ始めているように思います。戦中から戦後にかけて、そのひとつの軸は丹下健三でした。何かと対立的に捉えられがちの村野と丹下。その二人の関係がスリリングに語られます。丹下の『あの建物』のベースに、村野がいるという説は驚きです。


時評        
エッセイ 地球の細道 88 安西水丸


GA広場    

「内部・半外部・外部が混ざり合った場所」
栗原健太郎・岩月美穂
愛知産業大学 言語・情報共育センター   

「現場レポート:約50ミリ厚の曲面シェル」
佐藤 淳
ズーラシア休憩棟    

「都市の豊かさをつくるために必要なこと」
安藤忠雄
大阪駅北口 うめきた広場   





192 total pages, 80 in color
ISBN978-4-87140-922-3 C1352
2013年7月1日発行

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003005000136
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