藤本壮介 地球の景色
¥3,190(税込)
2015年よりGA JAPANでの連載が開始した藤本壮介「地球の景色」
8年にわたり書き綴られた50のエッセイを収録する
世界を駆ける気鋭の建築家が紡ぎ出す,
感性と思考のエッセイ集
① カフェの一杯から都市の軸線まで パリ 東京 ロサンゼルス
② 建築を道として思考する スタンブール シカゴ ニューヨーク
③ 都市と建築と時間の肌理 成都 香港 パリ
④ その時その場所にしか存在し得ない特別さ 上海 ロサンゼルス シンガポール
⑤ スケールの多重奏と建築的生態系 ロンドン キプロス ウィーン
⑥ 芸術家的感性と科学者的実験精神 サンチアゴ シカゴ パリ
⑦ 建築空間を見る「こちら側の身体」 シンガポール 東京 ドバイ パリ
⑧ プログラムと環境と空間の形式 バリ島 パリ
⑨ 喜望峰へ向かう一本道で考える ケープタウン コーネル大学
⑩ 時間を超越した異様さという特異点 ミラノ ニューキャナン
⑪ スケールにまつわる機能主義の本当の意味とは ロサンゼルス ベルリン シンガポール
⑫ 空間的と時間的,両方の広がりを伴うもの ニューヨーク 南フランス
⑬ 新しいプログラムには新しい建築を 中国の村 ニューヨーク ザグレブ 香港
⑭ 無限に異なる理想都市の姿を建築に追い求めて リール アムステルダム
⑮ 人間社会に対する夢と理想と知性が生き続ける チャンディガール
⑯ 歴史と世界と未来を信じて無心に飛び込んでいく ジャイプール アーメダバード
⑰ 大きな流れの中で豊かな世界に耳を澄ますこと ニース パリ
⑱ モノと空間の際どい関係性 ハノイ セゴビア
⑲ 多次元的な立体都市空間 ポルト サンパウロ
⑳ 自分にしか出せない普遍という矛盾 ブリュッセル ニース サン・ガレン
㉑ 「美しい街の5原則」を考えてみる ヴァラナシ ドゥブロヴニク
㉒ 歴史に翻弄され,連動し,そしてつくり上げる パリ ミラノ 東京
㉓ 「聴く」ことの創造性と価値 パリ チューリッヒ セット
㉔ 建築を超える建築の問い掛け アブダビ パリ
㉕ 物質と透明な粒子が遷移する緊張と調和 岐阜 モスクワ ロサンゼルス
㉖ 個人と社会の多様な関係性が凝縮される小空間 重慶 黄山 東神楽
㉗ 究極の建築は光なのか,人間なのか サンパウロ フォートワース
㉘ 書物,人間,建築がつながり永遠性を感じさせる アルジェ ティパサ ダブリン
㉙ 想像力と丁寧な思考で未来を形づくる 美瑛
㉚ 連続性と断絶性の調和。強いられることのない多様性 メゾン・カレ
㉛ 現代において意味のある「リアリティ」とは何か? アムステルダム
㉜ 現在の分断から未来の統合への希望 カラチ 仙台
㉝ 固有と普遍に同時に存在するもの 光の教会
㉞ 偶然性の重なりがつくる多様性/意図がつくるもの,意図を超えて手がつくるもの
㉟ 人間が一生を懸けるに値する仕事 パリ シャルトル バルセロナ マルセイユ
㊱ 藤本建築を決定づけた「屋根のない建築」 ローマ ラヴェンナ ベネチア
㊲ 循環する物と自然と時間,それを眼差す「建築」 奈良 高野山 太宰府
㊳ 「つながりあう世界」の複雑な相互依存の系としての「建築」
㊴ 地球上で最も素晴らしい建築空間とは イスタンブール
㊵ 空間ですらない存在そのものの秘密とは アテネ エピダウロス
㊶ 多様さを受け止める究極の場としての循環する「自然」
㊷ 「近代」の終焉を考える 大阪
㊸ 圧倒的な建築/開かれていることの現代性と普遍性 ブルス・ドゥ・コメルス
㊹ 「提案」や「表現」などが薄っぺらく思えるその先へ JIA新人賞
㊺ 現代建築への深い危機感/「それでもそこにつくる」こと 卒業設計日本一決定戦
㊻ 多彩な世界と均質化する人間の脳 ドバイ万博
㊼ 循環していくこと 伊勢 出雲 宮島 神戸 大阪
㊽ 世界はそもそも完全ではない ロンドン ブダペスト 大阪
㊾ 都市を「ぶらぶら歩く」ことの価値 京都 ニューヨーク パリ
㊿ 人とその思いの流れの緩急そのものが建築である 前橋 倉敷 小布施 パリ
536ページ/128✕182ミリ/日本語
ISBN978-4-87140-695-6 C1052
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